一番の問題は土間納め

一番の問題は土間納め

鎌倉のお客様から、輸入ドアの下に取り付けるボトムウェザーストリップを調達したいというご相談を頂きました。

ドア下に取付けて、ドアと敷居との間に出来る隙間をカバーする為のパッキン材(スウィーパー)をボトムウェザーストリップと呼びます。

昔はよく取付けがされていたのですが、それを付けるとドアの開閉がしづらくなるということで、今の輸入住宅ではあまり装着されなくなっています。

でも、写真でも分かる通り、こちらのおうちでは敷居材(ボトムシル)が付いておりません。敷居材を付ける代わりに、段差を付けてタイルを張ることで戸当たりが出来るように納めています。

ただそうすると、側枠にも付いているウェザーストリップを敷居部分に付けることが出来ません。ですから、敷居ではなくドア下の方にボトムウェザーストリップを装着して玄関ドアの下端の防雨・防風を図らなければならなくなります。

また、屋外側に木製のモールディング(飾り枠)が付いているのも、雨やシロアリによる被害の心配を考えると、あまりお勧め出来ません。

こうした納まりの背景にあるのが、玄関土間を土やモルタルで埋めてタイルで仕上げたということなんですが、土間の下は庭と同じ土ですから、シロアリが建物内に侵入してくるきっかけにもなりかねません。

出来れば玄関内の納まりをやり直して、ウェザーストリップを装着出来る敷居材を設置し、シロアリや湿気が上へと上がってこないような工夫も行って欲しいものです。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: リフォーム・リノベーション   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

コメントは受け付けていません。